[名前]ヒカリ、または「光」の風化(いずれも自称。公式には「照明」や「光線」といったところか。)
[性別] 女性に見える。
[年齢] 原型を踏まえるとかなり古い可能性が考えられる。
[所属] 風化
[階級]名前付きのレベル3
[容姿]
淡く光っているかのような白に黄色が混じった髪を腰ほどまで伸ばしている。目は黄色で、幼く元気そうなつり目。いつもにこやか。
身長は130cm程で、純白のシンプルなワンピースを身に着けている。靴…というかサンダルを履いていたりいなかったり。
背中には古き良き電球タイプの電気スタンドらしきもの(1対)を取り付けた機械(？)を背負っている。着脱は可能。
[性格]
明るく無邪気な性格。人懐こく、風化に忌避感の無い人間とはすぐにも仲良くなれそうに感じられる。また、そう予測させる程度には人間に対して友好的に見える。
[能力]
光線を照射する能力。
背中の電球から放つことが可能。直接的な破壊力は熱がある程度で皆無に等しいが、長時間当たることによって温度上昇や熱中症、細胞・遺伝子への直接的な悪影響、物の色落ちや劣化など生物・非生物双方への悪影響が見られ、およそ光を原因とした症状を引き起こす。
なおこれら悪影響は通常の紫外線・赤外線などによる効果よりも著しく、状況に左右されるが短期間で影響が現れた事が確認されている。
あとはとても眩しく、光源に目を向けたらその時点での一時的な視力喪失も十分に考えられるだろう。

[ステータス]

・基礎ステータス
　　　マナ:★★★★☆(4)
　　敵対心:★☆☆☆☆(1)
戦闘センス:★★☆☆☆(2)

・詳細ステータス
物理攻撃:★☆☆☆☆(1)
能力効果:★★★☆☆(3)
体力　　:★★★☆☆(3)
俊敏　　:★★★☆☆(3)

[備考]
古くより確認された発光現象が、当風化のような悪影響を及ぼし、経済的、健康的、文化的な被害をもたらしていた。恐らく当風化がこの発光現象の正体ではないかと予想されるが、明確に彼女としての活動が見られるのはここ数年からである。
彼女自身は能力を罪悪感などが無さそうに使用している。光る物や自らの能力で物を照らすことを好み、無自覚に被害を出していると目される。
一方でLEDライトには嫌悪感を抱いているらしく、LEDライトと理解した光源を破壊しようとする傾向がある。
未確定だが兄と慕う存在がいるとか…？

[名前]

通称:同胞喰らいのスカベンジャー
人間社会で名乗る名:雪華(せっか)

[性別]身体構造で言うのならば女性

[年齢]不明

[所属]風化

[階級]名前付きのレベル4

[容姿]

身長163cm。体重29.4kg。
冷たく、振り積もった雪の様な白髪。肩に掛からない程度に乱雑に切り揃えられた髪。踏みつけられた雪のように。本来あったハズの美しさを失い、乾ききっている。薄く張った氷のような、透明と理解できるような透明な瞳。気だるげに細められた瞳の奥は、透明な筈なのに何も見通せない。生気という生気を奪われたような、青白く、死人の様な肌。彼女に触れてみれば、氷のように冷たいだろう。骨が浮くのは当たり前。非常に肉付きの薄い、死の見え透いた体格。

服装。肌に合うサイズの黒のセーター。少し大きな白のセーター。また少し大きな灰のセーター。コレらは全て、木綿製。更に、その上からも黒くふわふわのロングコートを羽織っている。ふわふわのフードを深く被って、頭も暖かくしています。毛織物のタイツに、その上からは黒のズボン。靴下だって、暖かなウールの物。そうそう、手袋だって忘れちゃいない。此方も何とウール製。これだけ着込んでいたら彼女の痩せた体躯なんてもう分からない。寧ろ、少し膨らんですら見えるかも。

勿論、一年中こんな格好な訳が無い。
冬は、これに加えてもう少し。コートの上からでもマントを羽織るかもしれないし、不格好を承知で更に大きなズボンを履いているかもしれない。


[性格]

気怠げで面倒くさがり屋。
常に覇気のない表情を浮かべており、声からもやる気のなさが滲み出ている。
何かに熱意を傾けることはほとんどなく、基本的にはぼうっと、穏やかに過ごしている方が好き。歩くよりも喋るよりも、のほほんと平和的な景色を眺めていたい。
ぼうっと、ぐうたらと過ごす為であれば多少の面倒を厭わない性格であり、風化が敵視されている現状とはいえその場に溶け込むよりも放浪を続けている。
人間や他の風化とのコミュニケーションに関してはあまり得意では無いが、物騒なやり取りにでもならない限りは対応するし、ふと思いつけば此方から会話を振ることもある。
戦闘等の物騒な事項に関しても、基本的には行いたくないし、もし相手が逃げるだけならば見逃す程度の意欲しかない。……とはいえ、それもないなら仕方なく殺しはするけれど。
後、食事だけにはこだわりがある。


[能力]

〈 save our souls 〉


────寒空の下、孤独は死を求む。


酷薄の極寒、死の冷気。命を吸って白く息衝く雪景色。
着込みに着込んだ防寒具すら超えて、身を蝕み続けるどうしようもない寒さ。
そんな途方も無い環境を、擬似的に体感させる。ただ、それだけの能力。コレは、ただ感じさせるだけ。実際はそんな寒さになんて襲われていないし、ソレを感じたからと言って死に至る、なんて事は無いけれど。それでも、さむくて、くるしくて、つらいことには変わりない。
特に、なんの備えもしていないのなら尚更。真冬の吹雪の中、防寒具も無く出歩く無謀は周知の筈だ。


不気味な程に、周囲の世界へ溶け渡る声で『Mayday(助けて)』と。そう彼女が言告ぐ事で能力は他人へと牙を剥く。
絶死の冷気が、厳冬の雪景色が、その幻想が、アナタ達を包むだろう。
この言葉を聞かされたものの反応によって、雪景色の反応は変わる。
『助ける事を承諾する旨の返答』をする場合、その寒さに襲われるだけで済む。────優しい人。アナタが彼女の手を握ってあげれば、アナタの冬は終わりを告げる。
『助ける事を拒否する旨の返答』をする場合、彼女と同じその寒さに襲われるだけでは無く、雪の幻覚が視界に紛れ込む。視界を覆う、途方も無い雪の幻視。細やかな景色を霞ませる、近くの景色しか読み取れない大吹雪。そんな世界に呑み込まれる。────酷い人。アナタが彼女から逃げ去るか、或いは、殺すまで。アナタの冬は終わらない。
『そも、その言葉に対して何も反応しない』場合。その場合だけは、別。感じるだけだったハズの寒さが。幻視でしか無かったハズの雪景色が。全て、現実となりてアナタにだけ牙を剥く。勿論。今迄の様な幻想じゃない、本物の冬。死が、アナタへと寄り添うだろう。────沈黙とは、死の世界。絶死の雪の中、極寒の主を殺す時まで。その冬は終わらない。


射程距離は、半径40m、直径80m程度。この圏内にいる生物は、彼女が言告いだ時点で能力の効果に晒される事になる。


弱点は五点。
一つ。能力対象の識別が不可能な点。
彼女が『Mayday(助けて)』と発した際に声が届く距離にいた人物には、敵味方関係なく発動する。
二つ。本人が睡眠している、或いは如何なる手段を用いても意思疎通が不可能な場合、この能力は効果を為さない点。この如何なる手段とは、例えば勉学や機械、ボディランゲージに至るまで、能力、時間が解決する問題を除いたあらゆる手段の事である。能力が効かない状況とは、例えば、意識が途絶している人物。例えば、能力によって本人の思考が消えている場合等。逆に言えば、それら以外であれば例え言語が通じない相手にでも、耳が潰れている相手にでも、意味として疎通が為される様に能力がカタチ作られている。
また、例外としてこの能力の影響で意識を失った人物に対しては効果を継続する。
三つ。幻想にしろ、実際にしろ。寒さは、所詮寒さでしかないのだ。人類の繁栄は、極寒程度に遮られているのか？否。…………故に。雪国に居るが如く、極限状況に向かうが様に、ただただ極寒への対策をするだけでこの能力への対策は済んでしまうのだ。
四つ。幾ら寒さを用意しようとも、所詮は能力であり、マナに依存したものである。つまり、マナを多く保有していればしている程この寒さに対してある程度の対応策になってしまうこと。
五つ。彼女だけは常に、この寒さに襲われ続けている。幻想ではない、本当の寒さに。


[ステータス]

・基礎ステータス
　　　マナ:★★★★☆(4)
　　敵対心:★★☆☆☆(2)
戦闘センス:★★★☆☆(3)

・詳細ステータス
物理攻撃:★★★☆☆(3)
能力効果:★★★★☆(4)
体力　　:★★☆☆☆(2)
俊敏　　:★★☆☆☆(2)


本人の戦闘能力はそう高くなく、攻撃自体も平均的な威力。武器の扱いも、素手よりそこそこ強い程度。
彼女の戦闘能力は、やはり能力でどれ程相手を下げられるかに大きく左右される。
…………ただ。対策を知っていようと、結局途方も無い寒さに襲われる事に違いは無いし、何よりも、だ。能力による被害は避けられない。



────恐怖に逃げ惑う無辜の民に明確な正解を強制するのは、なんとも難しいだろう？



[備考]

一人称:私
二人称:アナタ
好きな物:寒がっている生物(特に人間)、ふわふわしたもの、暖かくして寝る事
嫌いな物:生物でない冷たい物、寒い場所


各地を放浪している風化。
特に何処に行こうとかの目的意識は無く、単純に一箇所に留まっての関係構築やキュレーターに狙われたりが得意では無いだけである。
風化の栄養源たる崩壊までの残り時間は、ほとんど人間で摂取している。それも、彼女が能力を用いた上で、凍え、震え、怯えきった状態の物。その中で、『返答に対し応じなかった』者の、幻想ではなく本物の冬に殺されかけた者を、口の中に入れて直接喰らうのが好き。勿論。能力では無く、実際の寒中でそうなった者も好きだけれど。寒い場所が嫌いだから、それ以外の方が好き。


────震えた指先から腕の付け根まで。最初に頂く、刺激の少ない場所。温度のない足先からその付け根まで。先程よりも冷たさが、丁度よく美味しい。熱の主に近い故、未だ生暖かい臓腑と胴体で口内をリセット。最後に、最初に死せる場所。脳髄を含む頭部を頂くの。芳醇な死にかけの人の味。冷え切った恐怖の相貌。メインディッシュに相応しい。実に、美味しい。汚れちゃった口元は吹いて。……嗚呼、ご馳走様でした。────


戦うことにも強くなることにもなんの興味もない彼女が、何故そうも面倒な手段を取るかと言えば、単純に味である。


『アナタは、栄養豊富で危険が少なければ糞尿の混じった泥水でも啜れるの？』
『少しの危険で、何よりも上等な料理を食べられるのに？』


彼女は、とんでもない偏食だ。
上記、好きな物として挙げた凍えた人類以外の食べ物を、蛇蝎の如く嫌っている。その為、彼女により凍えさせられた者の被害はそれなりにある。
ただ、どうしても危険であったり、明らかに致死の空腹でさえあるのなら、仕方なく。本当に、仕方なく。ほんっっっっっとうに仕方なく、その辺の美術品だろうが万事健康な人物にであろうと栄養を啜りに行く。


[SV]


「…………あぁ……うん、初めまして。私は……雪華。…………旅してる、かなぁ。色んなとこぶらぶらしてる。そんな長い付き合いにはならないだろうけども、まぁ。よろしく」


「あぁ〜…………やめようよ、殺し合いなんて。面倒なだけだよ、お互い。…………やめる気は無い、って？…………うん、まぁ……やるなら応対する、けどさ。いいの？ここ、まだそれなりに人居るけど。私は……あんまり気にしないよ」


「…………お気にのおふとん………暖かかったのになぁアレ…………」


「…………美術品……？…………えぇ、やだなぁ、美味しくないよアレ……美味しいの食べた事ないんだって、ほんとに。……いや、ちょっと、アナタが好きに食べていいって、私は後で食べるから……やめてって……」




連絡の取れるSNSアカウントまたはメールアドレス]
X(旧Twitter):@snowger0

[名前]三廻部 蓮(ﾐｸﾙﾍﾞ ﾚﾝ)
[性別] 男
[年齢] 19歳
[所属] 国立西洋美術館
[階級]ゴールド
[容姿] 黒髪黒目で髪は全体的に長め。きっちりとしたセンターパートに整えており、黒縁ワイヤーでスクエアタイプの眼鏡を掛けている。
身長は177.3cm、少し細身で手足が長い。
顔立ちは整っているが、垂れ眉垂れ目の三白眼、ほとんど常に仏頂面の鉄面皮。表情を変えることはあまりない。つまり人相は悪い。
またいついかなるときもスーツに白シャツ、ネクタイという格好で、戦闘時のみボタンを外している。
スーツは特注のもので、その服装のまま戦闘ができるよう内ポケットが大きく多いものである。
[性格]一言で言うなれば、彼はひねくれ者である。
プライドが高く自分に厳しい性格であり、また基本的に人を信頼しておらず少し無気力気味。相手を傷つけることを簡単に言う。口調は丁寧だが、それも信頼が無く砕けることができない故である。また、余計な所に付け入られることを嫌っている。
とはいえ、他人そのものを嫌っているわけではないので、会話を避けたり不必要に遠ざけるといったことはない。仕事には真摯で効率を重視するという一面もある。
[契約している美術品]睡蓮　クロード・モネ　1916年
[能力]花を咲かせた蓮の葉とその周囲に水面を生み出す能力。生成できるのは一面のみである。
水面といっても実際の水を生み出すのではなく、物体が触れることによって水面のように波紋を作るいわばバリアのようなものを生み出すことができる。
水面は蓮の根側からはモノを通すことができるが葉側からは波紋を作りながらモノを遮る。
また、自らや他人に生やすことでアーマーとして利用できる。
持ち前の生来マナの緻密な操作により非常に頑強で、特に弾丸のような1点に撃ち込むものには強く、逆に爆発物や同時に多方面からの火力をぶつけられると壊れやすいという性質を持っている。
しかし、異常な火力を持たない限りは少なくとも一回だけならば受けられるほどの頑強さである。

バリアの大きさは1面のみならば人三人分を覆える程度で、空間さえあれば自身の周囲半径7m以内ならば縦横無尽に設置できる。

弱点として、蓮の葉が生み出されてから花が咲くまでのほんの少しの間はバリアが展開されていないため、反射神経と察しが良ければ反応することはできるだろう。
また、自分の意思でバリアを戻した後はいつでも展開可能だが、破壊されると精神的なダメージを受ける。
24時間中に3回破壊されると一時的に精神が崩壊し、適切な処置を行って3日ほどの休養をしなければ戦闘不能の状態に陥る。

この能力自体に威力は無いが、その頑強さと縦横無尽さ、特異なマナの感知を用いて短期間で多くの風化を無力化した。
[ステータス]

・基礎ステータス
生来マナ:★★★★★(5)
契約マナ:★★☆☆☆(2)
身体能力:★☆☆☆☆(1)

・詳細ステータス
物理攻撃:★☆☆☆☆(1)
能力効果:★★★★★(5)
体力　　:★★★☆☆(3)
俊敏　　:★☆☆☆☆(1)
精神　　:★★☆☆☆(2)

[備考] 幼い頃からほんの少しだがマナを感知することができ、それを『星』と表現していた。そのため、今でもマナの感知に非常に長けている。
武器はm1991a1。装弾数は7。普段からマガジンを4つスーツの内側に入れている。
[SV] 「僕はミクルベ。ゴールドのキュレーターです…できることと言えば、人よりも『星』…マナを見れる程度ですがね。」
「僕はあの睡蓮や、美術作品たちに浮かぶ『星』が好きなのです。美術の概念そのものが好きという訳ではない…つまり評論家は嫌いです。勘違いしないでいただきたい。」
「僕はただ、この星空を見つめているのが好きなのです。」
X(旧Twitter):https://x.com/rokurorokuroku?t=9qeX8eTGjkbkBWOLy9QyNQ&s=09

【名前】東条 燕 (とうじょう つばめ)

【性別】男
【年齢】26
【所属】根津美術館
【階級】ゴールド

【容姿】
さらさら揺れる、長めの髪。狐のように目尻の鋭い眼差し。
弧を描く薄い唇、淡雪を思わせる真っ白な肌。

品のある、清雅な容貌の持ち主。
烏の濡れ羽色を宿す髪は、本人のお気に入り。瞳に湛えるのは上品な京紫。髪の左右に深い赤色が流れているが、これは亡き母の色を差したもの。
体付きは大層しなやかに、よく締まっている。痩身ではあるが、触れれば筋肉を感じるだろう。
身長は186cm程。威圧感があるかもしれない。

普段は暗い色の和服を身に付けて、羽織を軽く揺らしている。ただし戦闘上の都合、下駄を履くのはなかなか難儀。もう致し方ないので、ブーツを履いていることが多い日々(本人は不服)。

【性格】

「美術品に力を託される名誉が、きみに理解できるか？……いや別にしろとは言わんが」

愛するものは美術品。
美術品に心を注ぎ、慈しみ、両手いっぱいの愛を捧ぐ。時代も歴史も問わず、美術品ならば全て、心の向く先。
彼はかつて美術品に救われた。それゆえ少々美術品に熱が向き過ぎるきらいがあるが、もちろん他人にも興味津々。

「好き勝手で大いに結構！誰の人生だと思ってるんだ？」

自由奔放・厚顔無恥。
何をするにも自分ファースト。やりたいことは飽きるまでやるが、やりたくないことはどんなに命令されても従わない。
気の向くまま、心のまま。風より自由に、気ままに振る舞う。笑いたい時は豪快に笑い飛ばし、嫌な時は思いきり顔を歪めて拒絶する。

「望む死因か。はは、老衰で大往生、だな」

存外に平和主義。
力で全て解決することは好まない。激しく波打つ荒波の人生は望まない。穏やかな春の夜のような、優しい日々を求めている。
また人と関わることを厭わないため、西洋美術館に対しては「面白そう」「話してみたい」といった好意的な言葉を述べる。
階位の呼ばれ方にも、特に頓着はないようだ。

【契約している美術品】
藤花図 (円山応挙/1776年)
【能力】
半径5m程度の範囲に藤の花咲き乱れる空間を展開し、空間内で彼が「敵」と指定した存在を幻惑する能力。

同時に指定できるのは二人まで。また、視界内に対象がいる、というのが条件。
この能力にかかった感覚は「酒に酔う」が一番近い。足元が覚束なくなる、酩酊感、等の感覚が最も出やすいだろう。

彼に近付けば近付くほど強く作用し、最大限作用している状態では、まともな歩行は難しい。
彼から離れる、5m範囲から逃げる、または遮蔽物を使って彼の視界から逃げる、というのが対処法に挙げられる。

【ステータス】

・基礎ステータス
生来マナ ★☆☆☆☆ (1)
契約マナ ★★☆☆☆ (2)
身体能力 ★★★★★ (5)

・詳細ステータス
物理攻撃 ★★★★★ (5)
能力効果 ★★★☆☆ (3)
体力 ★★★★☆ (4)
俊敏 ★★★★★ (5)
精神 ★★★★☆ (4)

【備考】

能力で攻撃することができないので、常に薙刀を携帯している。
お察しの通りすっごい目立つが、本人は毛程も気にしていない様子。一応袋に仕舞っているが、時々職質される。

戦闘スタイルとしては極度の近接型。
近接戦に持ち込み、能力で感覚を惑わせ、薙刀で苛烈に攻めてくる。
身体能力と敏捷性の高さを活かした近接戦闘には優れるが、遠距離戦の対応は苦手。


赤子の夜泣きも叱るような、厳しい御家の生まれ。
このまま無機質に死んで行くのだろうか、と思う日々が続いていたが、ある日赴いた美術館で絵画に一目惚れ。
キュレーターの道を志し、御家の反対も振り切って絶縁の末、我が道をひた走ってここまで来た。

【SV】

「東条 燕だ。根津美術館所属のキュレーター、階位はゴールド。できれば燕と呼んでくれ、御家と仲が悪いんだ」

「うわ！西洋美術館だ！………………嘘嘘嘘嘘だって、待て待て。話をしよう。興味があるんだ。え？……いやいや、言わないよそんな。僕は人と話すのが好きだからな」

「僕を助けてくれたのは美術品だ。だから今度は僕の番だ。さあ来い、迅速に葬ってやる」

[名前]月島 千冬（つきしま ちふゆ）

[性別] 女性

[年齢] 27歳

[所属] 国立西洋美術館

[階級]傑作

[容姿] 身長170cm。灰色の髪に赤色のメッシュが入っている。光のない死んだ魚のような目の色は青色。体調が悪いのかと疑われるくらい肌が青白い。声は低め。体格は全体的にスレンダーで、薄っぺらい。胸はA、服の上からだとほぼ全く無い様に見える。普段見ることはないだろうが、能力の影響で牙が生えている。任務時はタンクトップの上にロングコートを羽織っている。金砕棒を一本、肩に斜めにかける形で背負い、ベルトの腰に忍者刀1本を収納するホルダーをつけている。

[性格]大人しく、口数が少ないダウナーな性格。ポーカーフェイスではあるが、表情が変わらないと言う訳でもない。常に落ち着いていており、人と群れる事の無い1匹狼。だが人が嫌いという訳でもなく、話し掛けられれば割と反応は返し、仲のいい者なら食事に誘ったり、割とグイグイ行く所も。思ったよりもノリが良く、明るいかもしれない。ギフテッドである前に乙女なので、ゴリラ扱いはご法度。

[契約している絵画]「愛と痛み（吸血鬼）」（エドヴァルド・ムンク：1895年頃）
「インタリオの指輪」（製作者不明：2-3世紀、帝政ローマ時代）

[能力] Femme Fatale「愛と痛み（吸血鬼）」
人間、もしくは風化の血を飲むと即座に体の欠損を再生する事が出来る。怪我が酷ければ酷い程、血液の必要量は増え、時間もかかる。小さな傷であれば少量の血で、即座に再生する。単純に血液を飲めばいい訳では無く、生きている人間、風化、もしくは死んだばかりの人間、風化の新鮮な血を吸わないと効果は無く、輸血パック等の血を飲んでも意味が無い。完全に不死身な吸血鬼という訳では無いので、即死する様な怪我をしたり、致命傷を受けて血を摂取出来ずにいると、死亡する。また意識が無いと体を再生出来ない。

Cameo「インタリオの指輪」
他者の能力をコピーすることが出来る。コピーできる能力は1日1種類まで。使用出来る能力は1日3種類までで、3回使用すると1種類ごとに長いクールタイムが発生する。コピーしても相手の技術も真似できるという訳では無く、例えば高火力の炎を出すと言った能力をコピーしたとしても、千冬自身、ギフテッドなのも相まって非常に火力の低い弱い炎しか出せず、能力の効力や火力は千冬のマナに依存する為、コピーする能力は慎重に選ばなければならない。コピー条件は相手の能力使用、不使用問わず攻撃を複数回受け、尚且つコピーしたい能力の視認、使用法の理解。

[ステータス]

・基礎ステータス
生来マナ:☆☆☆☆☆(0)
契約マナ:★★☆☆☆(2)
身体能力:★★★★★+(8)

・詳細ステータス
物理攻撃:★★★★★(5)
能力効果:★★☆☆☆(2)
体力　　:★★★★☆(4)
俊敏　　:★★★★★(5)
精神　　:★★★★☆(4)

[備考]数少ないギフテッドで、尚且つ傑作のうちの1人。国立西洋美術館の館長。ギフテッドとしての才能を持っており、生まれつきギフテッドの中でも身体能力がずば抜けており、傑作の名に相応しい実力を持っている。両親は10代の頃に蒸発し、弟と2人で生活していた。美術連になったキッカケは弟を殺した風化への復讐。復讐は既に終えたものの、復讐に全てを賭けていたせいで他にやりたいことが無く、この仕事を続けていたら傑作まで階級が上がった。風化を倒す決定打に欠けることが多いギフテッドだが、少量のマナと不死性、力でゴリ押す様な形で風化を倒す。武器は忍者刀と金砕棒を扱い、金砕棒を木の枝のように振り回したり、スピード重視で忍者刀を使ったりする。好物はシチュー。喫煙者で、吸っているタバコの銘柄はhi-lite。タバコの臭いには人一倍気を使っており、常に消臭スプレーやウェットティッシュを持ち歩いている。

[SV] 「私は月島千冬、君は？」
「風化に復讐の為にキュレーターに…ね。復讐の後の事は考えておかないと、私みたいになるよ」
「私の笑顔を見た事が無い？いや…私だって笑う事くらいするけど…」
「ふっ…あぁいや、大した事じゃないよ。君といると退屈しないなって」

[連絡の取れるSNSアカウントまたはメールアドレス]
X(旧Twitter):@hukurou_Eren

[名前]通称：自殺サイトの白雪姫
[性別] 女性……っぽくは見える
[年齢] 外見年齢20~30程度
[所属] 風化
[階級]名前付きのレベル4

[容姿] 画像はホララAIより。肩まであたりの黒髪。血を煮詰めたような真っ赤な瞳と唇。雪のように白い肌。まるで新雪に血を垂らした配色の白雪姫のような雰囲気を醸し出しているが服装は何故かメイド服。一点物の高級そうな素材だったり驚安の殿堂店の安物だったりほぼ下着同然だったりとまちまち。メイド服は戦闘服であり、それ以外の時は違う服を着ている。

[性格]事務的でクールな対応が目立つ。激昂しにくい静タイプ。比較的会話ができるが話が通じるとは言っていない。必要以上に人間を襲わないし、人間に好意も抱くが例えるならばスーパーに並ぶパックに詰まった肉や魚を眺めていたり、水族館や動物園で生き物を愛でているような感覚に近しい。

[能力]
“かがみよ、かがみ”

鏡と鏡を繋ぐ能力。ワープホールの作成のようなもの。繋ぐ先は一度触れたことがある鏡でなければならならず、鏡が粉々に割られてしまったら使用が実質不可能になってしまう。大きな欠片が残っていれば繋ぐことはできるが、欠片の大きさしか開けられない。自分以外の物も送ることも可能だが鏡を通る大きさ以内でなければいけないし、質量や距離が増すほど負荷は増える。目安として一回ワープホールの作成するのに一般人一人分のマナを消費し、県を超えるような距離になると更に一人分。それより遠くになると一気に数人～数十人消費する場合もある。自分と同じ程度の質量ごとに一般人一人分のマナを消費する。なお何度も同じ鏡を往復で使うと能力が馴染んでいくのかマナの消費量を少し抑えることができる。

[ステータス]

・基礎ステータス
マナ　　　:★★★☆☆(3)
敵対心　　:★★☆☆☆(2)
戦闘センス:★★★☆☆(3)

・詳細ステータス
物理攻撃:★★★☆☆(3)
能力効果:★★★☆☆(3)
体力　　:★★★★☆(4)
俊敏　　:★★★☆☆(3)

小綺麗にまとまった器用貧乏タイプ

得意とするのは格闘術とモップやホウキをつかった棒術モドキ。小振りなナイフも持っているがあまり使わない。
撤退が非常に早く、不利だと察したら即座に鏡へと逃げこんでしまう。

[備考]
――2万人台前半で長い間推移していた自殺者数が、1998年、突如として3万人を超える。以後、警察庁の統計では2003年に3万4427人と統計上最多を記録するなど、15年近く、自殺者数は高止まりを続けた。

主に人を、特に自殺志望者を糧にしている風化。不定期に自殺サイトを立ち上げたりSNSで探したり、ある程度志望者の希望に合わせて記憶を啜ったり存在自体を食べつくしたりしている。廃人化したり明らかに他殺の死体が残るケースも多いので保険金目当てに命を捧げに来る者もいる。

メイド服を着たその姿は２０年ほど前から確認されているが、メイド喫茶が認知され始めたのがその辺りからであり、不幸(幸運)の手紙やチェーンメールと誘い込む媒体は違うが似た手口の事件がそれ以前にも発生しているためもう少し前に発生していた可能性が高い。今はSNSやフリーホームページ等新しめのものをメインで使っているが旧時代の手紙やメールも使っている。


ある者は彼女を天使と呼び、ある者は彼女を死神と呼ぶ


[SV] 「あら……ずいぶん遅かったですね。ご主人様が待っているので、帰らせていただきますが」
「――貴方、幸せになりたくありませんか？」
「ふふ、効率的でしょう？　彼らは楽になれるのですし、誰も不幸せになっておりませんわ」


ーーかがみよ、かがみ
――この世で一番……


[連絡の取れるSNSアカウントまたはメールアドレス]
X(旧Twitter): @MrFF_art

[名前]白視沢 トキ (しらみざわ - )
[性別] 男性
[年齢] 30
[所属] 国立西洋美術館
[階級]シルバー
[容姿]
平均的な男性程度の短さの雪みたいな白髪。
薄灰色の瞳、小さく薄い瞳孔。
引きずりそうなほど長いフード付きの真っ白なコートに、真っ白な革製の手袋。
異様に丈の長い白縦セーターの下に白シャツ。

どれを着るにしても白く、上半身に身につけるものの丈は異様に長く、一度に着る数も多い。
コートに関しては特注。
ズボンはポケットが多め。
能力の仕様上、下半身の方に武器やお菓子を仕込まなくてはならない為だ。

あまり使わないが、
薔薇の意匠が特徴的な白いガンホルダーに入ったベレッタF92とスタンガン付きの警棒を常に携帯している。

これらを基本として暑い時期にはハットを被り、
寒い時期には耳当てに防寒用のマスクをした上でフードを被る。

特に寒い時はゴーグルを掛け始める等、怪しさが増す着込み方をする。
くすんだ白は好まないため、夜はよく目立つ。

180cm/71kg、
少々猫背気味で着痩せしている、顔立ちに似合わず中々ムキムキの様子。
[性格]
穏やかで紳士的、ほのぼの系マイペース。
また、付き合ってと言われて
月はまだ出てませんよ？と返す天然ボケ。
それもありかなり肝が座っているが、
一度動揺してしまえばそれに比例したドジを踏む。

子供や年下に対しては孫相手のおじいちゃんのように甘く、またその範囲は広い。
一つでも年下であると認識すれば子供扱いし、必要じゃない場面でも保護者を名乗る事だろう。

付き合いが長くなるほど、仲良くなるほどにツンツンし始め、子供っぽい面を多く見せてくる。
[契約している絵画]
『ばら』
(フィンセント・ファン・ゴッホ/1889年)
[能力]
衣服から薔薇を作り出す能力。

太さからトゲが生える範囲、本数、特定の品種の薔薇だけ咲かす、
薔薇の香りを出す、等。
自身の手足を若干超える操作性を持つ代わりに
伸ばす/増やす/太くする度に衣服が下からすり減っていく。

花や蔦を収納すればその分戻り、
完全にすり減った状態では戻す以外の操作は出来ない。

ほんの一瞬考えただけで衣服は薔薇まみれ、寝ている時の夢にすら干渉してくる為、
本人の気付かぬ間に足元に薔薇の花や蔦が散らばっている事が多い。
操作性が良すぎるのも困り物、当人は気にしていないようだが。

蔦の固さは園芸用ハサミで切れる程度、一般人の力では余程のことがなくては素手で折れないと思った方が良い。

着ている服の変換限界値は1.5mの蔦が100本以上、もしくは人を縛れる程度の太さの蔦１本75m分、と一見強く見える。
ただし、これは彼がもし傑作級に強かった場合の話。
実際は限界値の4分の１、もしくは20mを１本分出せたらとても調子が良い日だな、程度のもの。
…いずれにせよ蔦まみれなのは置いておこうか。

変換対象は本人が首から下の上半身に身に付けている物のみ。

[ステータス]

・基礎ステータス
生来マナ:★★★★☆
契約マナ:★☆☆☆☆
身体能力:★★☆☆☆

・詳細ステータス
物理攻撃:★☆☆☆☆
能力効果:★★★☆☆
体力　　:★★☆☆☆
俊敏　　:★☆☆☆☆
精神　　:★★★★☆

能力と精神特化型。

相手を拘束してからしばくタイプ。
筋肉はほぼ飾り、俊敏はお察し。

精神は人間的なものが欠けていると称されるほどに強く、安定している。

ただし、彼がゴールドに昇級出来る時、日本の年間平均気温は30℃を超えている事だろう。

[備考]
両親ともに不明、物心ついた時から祖父母の元で暮らしていた。
現在独身だが、親戚の子を養子としているため二人暮らし。

大学は植物学専攻。
キュレーターにしては美術に詳しいと言えず、その代わりゴッホ関連と植物に博識。

能力や彼自身の仕様もあり、脱げば脱ぐほど弱くなる。
彼は風呂場に置いて最弱。

好き:人間(特に年下)、植物(主に花を付けるもの)、ゴッホの作品、子供向けの作品

興味無し:生物(主に海洋類)

苦手:寒さ、寒そうな格好をしている人

味に好き嫌いはない、毒物でなければ何でも受け取る。
毒物であっても植物由来なら喜んで受け取る事があるだろう。

きみに嫌がられる事が、一番こわいからだ。

[SV]
『僕は白視沢、国立西洋美術館に所属しているキュレーターだよ。
下の名前？…ああ、これかい。
ガンホルダーって言ってね、かっこいいだろう？
…おや、ちがう？』

『そうそう、この子の保護者でして。
なに、ちがう？ おやおや、照れなくても良いんですよ』

『◯◯くーん？ ふふ、呼んでみただけだよ。』

『やだ、だってきみが夜眠れなくなるだろう、怖くないのにしておくれよ。
あっこら、勝手に！再生しない！』

[連絡の取れるSNSアカウントまたはメールアドレス]
X(旧Twitter):@Tumizenn7

[名前]　町田　久留美(まちだ　くるみ)
[性別] 女性
[年齢] 26
[所属] 国立西洋美術館
[階級]ブロンズ
[容姿]
黒髪のボブカット、目は黄色をしておりそばかすが見える顔。業務中は前髪をカチューシャやらバンドやらで後ろに流しており、厚い丸眼鏡を着用している。
人前に出るとき以外の仕事や風化退治の時は大抵赤のジャージを着用。センス☓。
身長は150cmない程度だが、存外にもちゃんと動ける身体。
[性格]
自分にはそんなに頓着せず、他人に対しても特別積極性があるわけでもない性質。元々の興味関心が文化財に向いており、当初から博物館学芸員を志望していたためか、そちらに意識が向きがちな人間。
総じてズボラ、控えめ、仕事人といった感じに見えるかもしれない。一応愛想笑いが自然にできるぐらいの事はできるが。
比較的常識人を気どっており、親しめばツッコミ帰室な所を見せてくれるやも。
[契約している美術品]
ゲッセマネの祈り(ジョルジョ・ヴァザーリ、1570年頃か)
[能力]
彼女自身が「仲間である」と認識した人物が彼女を知覚していない状況下において、近い未来(3分程度先までが期待に値する)を直感することができる。この未来は自らの行動次第で変えることが期待できる。
[ステータス]

・基礎ステータス
生来マナ:★☆☆☆☆(1)
契約マナ:★★☆☆☆(2)
身体能力:★★☆☆☆(2)

・詳細ステータス
物理攻撃:★☆☆☆☆(1)
能力効果:★★☆☆☆(2)
体力　　:★★☆☆☆(2)
俊敏　　:★★☆☆☆(2)
精神　　:★★★☆☆(3)

[備考]
普通に生まれ育ち、文化財にハマった少女の成れの果て。無事独り立ちは果たしているが、生活感はある意味ある、といった感じに甘んじている。お気に入りのカップ麺は煮干し醤油で、ふるさと納税の箱ミカンは自分で食べ切る。
武器はなんか…刀とか金属製の棒と思われる。
[SV]
「本日はご来館いただきありがとうございます〜。本日ギャラリートークを務めさせていただきます、町田です〜。」
「講演やる日に湧くなボケ！あーもう聞きたかったのに！」
「来週ちょっと調書取ってくるんで非番でお願いします。戦いたくないからじゃないです。予知じゃないです。そんな先見れないです。」

[連絡の取れるSNSアカウントまたはメールアドレス]
X(旧Twitter):@nidhogg42

[名前]工藤 剛(くどう ごう)
[性別]男性
[年齢]48歳
[所属]中央病院・院内美術館
[階級]ブロンズ

[容姿]
画像参照。ピクルーのモノトーンの方は「辻産落描きメーカー」さま、カラーの方は「海ひつじ屋め～か～🐑」さまをお借りしております。
さっぱりときられた髪は柔らかな茶、すっきりとしたラインの瞳も同じ色味。185cm68kgしっかりめの骨格、動きの阻害をしない程度の筋肉。暗めの色のスーツ。足元は革靴。実年齢より大分若く見られることが多く、外見年齢は26~32程度。

[性格]
微笑を浮かべていれば優男に見えるが人畜無害そうな羊の皮の下は毒が煮詰められ、ごぽごぽと音をたてている。圧を感じさせる素っ気ない喋り方をするが端々に遊び心は混ざっている。公私混同はしないが好き嫌いがはっきりしており、苦手な相手とは上っ面のやりとりしかしない。子供の相手をするのは好きらしく、どこか手慣れているようにも見える。

モットーは“やらぬ善よりやる偽善”

[契約している美術品]
木材彫像・創作・1930年頃
“愛の施し”
町娘が剣を携えた男性を膝枕し、頭を撫でているように見える像
娘の表情は陰になっており良く見えず、男性は死んだように安らかな表情をしている。

[能力]
“いたいのいたいの、とんでいけ”
痛みや不快感の生じている部位を撫でると症状が緩和、もしくは消失する。根本から治すようなものではなく、麻酔・痛み止めのようなもの。
場合によってはグログロでドロドロの箇所を手でこねくり回すというモザイク必死の処置が施されたりする。
精神的な痛みや不快感、疲労感にも適応され、その場合は頭や背など場所は比較的大まかでも構わない。風化に吸われた記憶は取り戻せないが、認知症のような症状を緩和させることはできなくもない。

――彼女は医者でも魔法使いでもなく、死にゆく彼にそのくらいのことしかできなかったのです

[ステータス]

・基礎ステータス
生来マナ:★★★☆☆(3)
契約マナ:★☆☆☆☆(1)
身体能力:★☆☆☆☆(1)

・詳細ステータス
物理攻撃:★☆☆☆☆(1)
能力効果:★☆☆☆☆(1)
体力　　:★★☆☆☆(2)
俊敏　　:★☆☆☆☆(1)
精神　　:★★★★☆(4)


アフターケア特化の精神ヒーラー

非戦闘員、一般人よりはマトモだが前線には送り出してはいけないレベルの身体能力
賢く度胸もあるため絡め手を交えれば勝利をもぎ取れないこともない、かもしれない
麻痺毒や睡眠導入剤入りのエピペンのような簡素な仕組みの注射やスタンガンのようにも扱える特殊なモバイルAEDを携えているため最低限の自衛はできるとのこと


[備考]
中央病院に設けられている院内美術館に勤務しており、美術品の管理や体験イベントの運営をしている。一応肩書は管理人。えらいひと。誕生日は1月17日やぎ座のAO型
田舎だがかなり裕福な美術に造詣の深い家。個人的にも株や不動産を所有しており金銭面では苦労していない。父はキュレーター。祖母と母は画家で得意とするのは油絵。当人に絵の才能は一切なく、散々馬鹿にされ笑い者にされたせいで絵を描くことは好きではない。家の都合で結婚を強要された末、破綻を繰り返したせいで結婚歴にいくつもバツがついている。数人子供ができた辺りで開放されたが、その一環で心身が疲弊し、一時期精神科に通っていたが家族にそんなところの世話になるのは情けないと咎められ途中で通院をやめさせられてしまった。最終的に筋金入りの恋愛嫌いを患い、余波で女性嫌いを拗らせている。

よく精神科とリハビリテーション科に駆り出されていたり、小児科の子供たちに群がられていたりする。医者ではないが薬学部卒で医療関係資格をいくつか持っているとほのめかしている。

[SV]
「工藤だ。……医者でも看護師でもない。過度なものは求めないように」
「……ごきげんよう。用事があるなら伺うが、ないならば失礼させていただく」
「芸術家なんて自分勝手でおかしなヤツばかりだ。……母と祖母もそうだった」


――書類が古いせいなのか印刷の不備なのか、所々かすれ見えにくくなっている箇所もある


[連絡の取れるSNSアカウントまたはメールアドレス]
X(旧Twitter): @MrFF_art

[名前]八橋　京（やつはし　けい）
[性別] 男
[年齢] 28
[所属] 根津美術館　館長
[階級]傑作

[容姿]
長めの黒髪。

前髪は右目の上でかきあげられており左に流されているため左目は前髪の隙間からチラチラと見える程度。

切れ長で少しツリ目気味。瞳は紫色でありまつげは短め。
美容には気を使っているようで肌荒れなどはなく眉毛も整えている様子。

ただそれらの要素も含めてかなりの童顔であるため若く見られナメられがち。
それを回避するためにアクセサリーを着用しているフシがあるようで、ピアスは左右の耳に3つずつ穴が空いていたり仕事柄手袋で見えないのをいいことにネイルをしていたり。

178cm、なで肩。筋肉はついているが表に出てきづらいのか細身…さらにいうとヒョロヒョロに見える。
基本的な服装は地味な色の和服。
寒いときはインナーとして黒いタートルネックのカーディガンを着ることも。
逆に夏は日傘としてUVカット素材で作られた番傘をさして日差しを避けていることが多い。


[性格]
基本的にサバサバしている仕事一筋の人間。
しかし冷血漢かと言われればそういうわけではなく、関東人が想像するような大阪ノリがあり後輩への面倒見も良い長男気質。

基本的には一人でいる際は感情がすっぽ抜けた真顔。しかし表に出るときや人目につきそうな時は意識して上機嫌そうな笑顔を浮かべている。
喜怒哀楽はしっかりとあるタイプ。

考えすぎるというよりかは思ったことをそのまま口に出すタイプなので歯に衣着せぬ物言いをして後輩や部下たちを怖がらせることもしばしば。
ただ、堪え性がない訳ではないため、言いたいことが言えず顔にあからさまに「イライラしてますよ〜」という笑顔をたたえたまま過ごすことも少なくない。


[契約している美術品]
『燕子花図』(尾形光琳、18世紀)

[能力]
【燕子花の折句】
この絵画の元となった伊勢物語9段。
東下りにて主人公が呼んだ「からごろも　きつつなれにし　つましあれば　はるばるきぬる　たびをしぞおもふ」に由来して「か」「き」「つ」「ば」「た」の5文字のうちいずれかが頭文字になる物を出現させる事ができる能力である。ただし実態がある物に限る。
(例:かもめ、キツネ、爪楊枝、番傘、太刀。など。)



[ステータス]

・基礎ステータス
生来マナ:★★★★★(5)
契約マナ:★★☆☆☆(2)
身体能力:★★★★☆(4)


・詳細ステータス
物理攻撃:★★★★☆(4)
能力効果:★★★★★(5)
体力　　:★★★★☆(4)
俊敏　　:★★★☆☆(3)
精神　　:★★★☆☆(3)


[備考]
関西弁。
両親は大阪にある国立国際美術館で非戦闘要員の学芸員として勤めており生まれた時から美術、芸術、関西弁が身近にある状態で育った。
高校卒業と同時に東下り……上京をして大学の勉強と両立してキュレーターとしての活動を開始しており、弱冠23歳で傑作の位を得た。

自身が館長をつとめている根津美術館と対を成す国立西洋美術館にライバル心を燃やしており、美術連が定める階位を快く思っていない派閥の1人である。

誕生日は5/29

[SV]
「おおきに。根津美術館の館長やらせてもろてますヤツハシ、いいます〜……京都の生菓子ちゃいますねん。どーぞよろしゅう。」
「ウチの美術館は自殺志願者お断りやボケ。弱いヤツは国立の西洋美術館にでも行き。あっこなら誰でも受け入れるやろ。よぉしらんけど。」
「レベル5単独撃破ぁ！？やるやん！よっしゃ、ついてき！僕が稽古つけたる」


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