メ
メイさん (93ccitqn)2024/4/9 21:43 (No.101884)削除[名前]
七鹿 あの(偽名)
通称:伝染者
[性別] 男性
[年齢]不明 20代前半の見た目をしている
[所属] 風化
[階級]名前付きのレベル5
[容姿]
髪の色は黒。目の色も黒。全身黒色の特徴の少ない青年。
髪は散髪屋で適当に合わせて切ってくれたかのように適当で、前髪も俯けば自身の目元が隠れてしまうぐらいには伸びている。
普段は見える様に分けており、その隙間から見える目の色は濡れ烏の様な艶やかな黒をしている。顔立ちの印象は良く言えば「安心するような顔立ち」で悪く言ってしまえば「特徴がない」という風な表現を受けている。
身長は170㎝と平均台であるが、体つきは妙に締まっており、細身の見た目に反して随分と体重は重ためである。特徴のない顔に反して、スリムな細マッチョだという風に言える。
衣装はひざ丈以下の黒色のトレンチコートに深い藍色のジーンズ。トレンチコートの下は襟元が緩やかなTシャツ。よく見る様なスポーツブランドのワンポイントが入ったスニーカーを履いている。
アクセサリーとして、ズボンのベルトに吊り下げる様にお面を下げており、後述の能力によって起こった混乱の中に紛れる為に常備している。お面の見た目は現在で言う所のアノニマスマスクと同様の物。
また、両肩にはショルダーホルスターのベルトを通しており、背骨に添わせるように一本短めのグラディウスらしき剣を差している。
[性格]
誰よりも変わりゆく世界を愛し、面白いものには興味を抱き、そして誰よりも世界の変化という物を好んでいる人物。俗っぽい言い方をすれば、新し物好き。
もし話してみれば、特徴のない顔に反して随分とフレンドリーであり、その様は「顔は覚えられないが話したことは覚えている」と、少し不思議な状態になるだろう。
だが、精神状態は人間のそれではなく、生死の境目にいようとも、目の前の相手と殺し合いになろうとも話す様が変わらない。人間特有の揺らぎが無く、フレンドリーさに油断したキュレーターの死傷事件が幾つも起こっている。
そんな彼だが、キュレーターや美術連という存在を酷く嫌っている。その理由は美術品を風化から守っている点にあり、その様を「人間で言う所の、身勝手な延命措置に過ぎない」と例えている。
だからこそ、風化として大規模な事件を幾つも起こしているが、現代美術展に出没する事もあり、“芸術”という物に関しては何か思う所がある様だ。
また、新しいものを模索し苦しむ様や執念を見せる様な人物を好んでおり、純粋な敬意と尊重を見せるだろう。
風化し朽ちて失われるからこそ、記憶に残る素晴らしい景色を再現しようと苦心する者が現れる。永遠に残す事こそ、停滞と変わらないものだ。
そんな理念を持つ当人は、今日も美術品の風化を狙って騒ぎを起こし、あなた達の敵となる。
……何事にも例外は、あるが。
[能力]
「熱狂的な精神は人々を徐々に蝕み、病のように広がっていく」
「広がり切ったその結果は、歴史が証明している」
対象は、一定以上のマナの量を持つ者(生来マナ・契約マナの合計値が☆1以上)に限られる。逆に言えば条件さえ満たしていれば、その対象はキュレーター・ユダ・一般人も入っており、能力の適応内だと言える。
能力により指定を受けた者は「感染源」と呼称され、区別される事になる。
「感染源」は「二つ目の能力使用に耐えうる程のマナの付与(契約マナの一時的増量)」と「向精神作用+攻撃的な精神状態の付与」を受ける。
しかし、後者に関してはマナの扱いに慣れていない一般人にのみ起こる症状であり、既に能力を付与されたキュレーターやユダに関しては現れることは無い。
前者のマナの付与に関しては、実質的に「二つ能力を持っている状態」に近しい状態になる為、その際の負荷が一時的に体に現れる。
症例として、倦怠感や頭痛、能力の不安定化(過剰出力)等が上げられる。
しかし少し経てば、何時も以上に力が漲る感覚や調子の良さを感じるだろう。
問題は、この状態が周囲にばら撒かれるという事。
具体的な範囲は半径約20m圏内に未感染者がいる場合であり、屋内であれば壁で仕切られていれば広がることは無い。
感染原から感染した者は「感染者」と区別され、体の負荷はそのままずっと続き、更に周囲に感染をばら撒く事になる。
放置すればするほどに感染はネズミ算的に増えて行くため、後述の対策をする必要がある。
対策法として
①「感染源」を発見し、キュレーター(ユダ)による捕縛を行う。
② 周辺に一般人や複数名のキュレーターを集めない・一対一の状況を作る
③「感染源」指定された者は早急に撤退・七鹿の半径25mから離れる事
の3種類がある。
「感染源」はマナに関する訓練を受けた者であれば直ぐに分かる程であり、感染源を捕縛し無力化する事で正常なマナによる相殺を受ける事が出来、治療する事が出来る。
その場合、自然と「感染者」の治療が出来る為、一般人に対する対処はこれが一番手っ取り早い。ちなみに、殺害したとしても対処は出来る。
感染源がキュレーターやユダの場合は、周囲に最低限の人員を配置し、広がる要因になる人を近づけない事で対処が出来る。
また、「感染源」指定をされた者は一定時間内に相対している七鹿から離れる事で、免れる事が出来る。(具体的には2ロル以内に視界外に出る事)
仮に指定を受け、逃げられなかった場合は1~3日の治療期間が必要になるが、自然治癒する事が出来る。
総評として、長期間放置すれば国が崩壊する程に強力な能力ではあるが、対処法が明確に立てられており、規模にもよるが小規模なものはブロンズからでも対処が出来る程。
ただ、七鹿自体がその集団にいる可能性や、ただのデモから発展する事もあり、当人の危険度の高さから簡単に済まない、厄介さがあると言える。
「人にうつるんだから、そりゃあ対象は俺にだっていくだろ?」
特殊な条件下を達成する事で、ある能力が使えるようになる。
「感染源を指定する事」
「周囲に一般人を含め誰もおらず、感染源と1対1である事」
「感染源からの能力による攻撃・影響を受ける事」
この3種の条件を達成する事で、疑似的な「能力のコピー」を行う事が出来る。
この能力は相対した相手と同種の能力であり、能力の質も同等だと言える。
3つ目の条件として、一定強度の能力による攻撃を2~3発貰う事で条件を満たす事が出来る。その威力は例として、人間で言う所の骨折や銃弾によるものと同等である事が上げられる。
また、精神作用や妨害系に置いては、一定時間(2ロル分)対象になる事で、条件を満たす事が出来るだろう。
ただし、相反する物から受けている力を行使する為、使用すると体には相応の負荷がかかる点。そして、使用する能力についてはコピーをしてから0から知る事になるという点が弱点として挙げられる。
また、能力を二つ持っている相手の場合は両方ともコピーする事が出来るが、実質的に使える能力は片方のみ。それについても、体に対する負荷で察知する事が出来、3つ分の負荷が自らの体に掛かる事になる。
だが、相手が能力を行使すればするほどに学習する事が出来る為、文字通りの諸刃の剣になり得る。
条件の達成のしづらさと確実に殺すという場面でしか使用せず、たった数回しか発動させたことは無い。その為、この能力についてはほどんど知られていないだろう。
〈能力簡易説明〉
・七鹿に感染源指定(生来・契約マナが☆1以上対象)をされた人は、マナの一時的な増加と狂暴化する。
・周辺に人がいた場合感染してどんどん周りに感染を広げていく。結果暴動が起こる。
・キュレーターやユダは狂暴化しないが、能力二つ分使っているのと同じ負荷が体につく。
・感染源の人だけ最初はキツイがそのあとは相当調子が良くなる
・感染源を見つけ出して無力化するか、周りに感染する人を寄せないか、感染源として固定される前に七鹿から逃げる事が対策法。逃げる場合「半径25m圏外」を目指す。
(2ロル以内に視界外へ逃げる事)
・キュレーターやユダは感染源になっても数日たてば一応自然に治る。
・感染源が七鹿と1対1で周りに人がいない時に、能力による攻撃を2~3発しっかり当てると七鹿は能力のコピーをする。
・妨害系・サポート系の場合は一定時間対象(2ロル分効果を受ける)となる事で条件を満たす事が出来る。
・コピーした瞬間は能力の事を知らないし、使用すると体に過負荷がかかる。
・能力2つ持ちの場合は、両方ともコピーが出来るが実質的に使用できるのは片方だけ。
[ステータス]
・基礎ステータス
マナ:★★★★★(5)
敵対心:★★★★☆(4)
戦闘センス:★★★★★(5)
・詳細ステータス
物理攻撃: ★★★★★(5)
能力効果: ★★★☆☆(3)※能力のコピー披露時は4
体力 : ★★★★★(5)
俊敏 : ★★★☆☆(3)
能力の厄介さというのは強いて挙げるなら、放置する事が出来ない+身体不調があるという点のみであり、対策を知っているのならばそれほど脅威にはならない。
寧ろ、「感染源」である対象は更に調子が良くなるため、自分にとっては不利益でしかない。
だが、七鹿は名前付きのレベル5として登録をされている。
それは、生き残り続け、人々の記憶と美術品のタイムリミットを喰い重ねて積み上げてきたマナの総量と、それを十全に生かし切る戦闘センスにある。
近接戦闘に関してはトップクラスの自負があり、マナによる自己強化術は一級品と言っても過言ではない。
難点としては、他の風化と比べて全体的に移動速度や敏捷性が低いという点が挙げられるが、むしろ直線状の動きであればマナによる強化で距離を詰める事が出来るだろう。
総評として、能力による相手の強化をものともせず、戦闘経験と継続能力の基礎で相手と正面から渡り合う風化だと言える。
また、能力規模や効果に反して能力効果が低いのは、対策のしやすさが上げられる為。
ただ、「能力のコピー」に関しては徹底的に隠匿しているため、もしこれがバレたのなら1段階上げられる事は確実だろう。
[備考]
好きな物:食べ歩き 手巻きタバコ 春・秋 執念深い人
嫌いな物:永遠に残り続ける物・残されている物 停滞 冬
様々な国で目撃例のある風化であり、その都度に名を変え仮面を変えて美術品や群衆の記憶を纏めて喰い、力を蓄え続けている。
能力によって暴動を起こした群衆は「主張はあれど、何故こうしているのかが分からない」という暴動を起こした発端の部分のみの記憶を食べられており、特異な状況から今までその存在は都市伝説や陰謀論の一つとしてカウントされていた。
日本でも目撃例が出ていたが、本格的に知られたのは数十年前に起こした事件から。
また、キュレーターが世間に知られ始めた近年では目撃例も増えており、同時に関わったとされる事件も増えている。
各国の大規模な暴動や革命騒ぎの時の裏に居たと噂されているが、真偽は不明。ただ、幾つか噛んでいる物もあるらしく、それによって被害を受けている美術品もある。
能力によって暴動が起こった際には、特徴的な仮面を付けて暴動の群衆の一人として入る事も多い。
本来、名前などは残り続ける為に好ましく思っていなかったが、予約限定のレストランなどに入る為に、仕方なく偽名を作成しそれを使っているという蛇足がある。
[SV] (2つ以上)
「名前ぇ? 七鹿、とか呼んでくれ。で?何で聞いたんだ? ナンパか?」
「気に食わねえんだよな。 人間だって延命治療とかには賛否両論なのに、それを美術品に適応しないのはどうかと思うんだよ。 だから、引導を渡すのさ」
「さっさと風化して色褪せていけ。 どうせ、色は後の恋焦がれた誰かが塗ってくれる」
「ま、切り札ってのは出さないから価値があるのさ。 覚えておk……ありゃ、もう聞こえてないか」
「おーおー、もうすぐ春だってのに溶け切らずに残ったか……可愛そうだな、看取ってやるよ(雪だるまチョップ)」
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Picrewの「我流男青年」より